もったいない人

あのヒトって実力はあるんだけどもったいないよね~、見せ方を変えればもうちょっと良くなるのにとか、もったいないヒトというのが世間にはいますね。

ボクが思うに、それは別にもったいなくない。あと一個足りないこと含めて個性だから仕方ないんじゃない?と思う。喩えていうなら、宝くじのあと一つ、下一桁が5だったら、すごい大金を得られたのにというね。

気持ちはわかるけど、そのあとちょっとが大変なんで、そこが、あるヒトから見れば至らない、そこを改善すれば万事上手く治るのにというね。あとちょっと足りない所を気づかせてあげれば上手く治るという、その幻想自体がいらないとボクは思っちゃう。

すごくやる気があって、何でもやってみたいと言っても、実行に移せるかというと、いろんな根回しが必要だったり、スキルだったりが多々あるわけで、とりあえずそのやる気一点で戦おうとするヒトというのはボクの周囲にはたくさんいるよね。

やる気があるからいいとこまでは行くけど、あとちょっとという所が辻褄が合わなくなってきちゃう。やりたいとやれるとは違うわけで、やりたいことを示せば、なんか前に進むと思ってる。

最初はそれでもいいけど、2回3回やっているうちに、このヒトはやりたいと言えば、何とかなると思ってるのかな?となるよね。

私は何にもできないけど、言われたことは時間内にやりますという方がいいわけ。

あれも、これもやりますと言ってできないことの方がよっぽどマイナスで、7割できてるのはもったいないとは言わない。どんなに努力しても残り3割はできないからね。

社会は言ったことをやらないことに関してはすごくシビア。賭け事と一緒で、一つ違えば、それは意味がないと言う感覚が大人の感覚として、かつてはあったけど、今ではみんな地続きになっているから、私も頑張ればできるとやってみてるけど、その、あとちょっとというところが難しい。

それを達成しているヒトがやっぱりすごいんだと思うことが謙虚さで、このもったいないヒトには謙虚さがない気がする。

自分を知る、足るを知ることは大事だなと、自戒を込めて思ったりするけどね。

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