面白くないから集まらない

ヒトは面白いから集まる、面白くないから集まらないという基本的なところがあるよなって思うんだよね。

カフェというのはお客さんが来ないと始まらない。お客さんは美味しいもの、身体にいいもの食べたいけど、お金を考えると‥というヒトもいる。美味しくて、身体に良くて、安い、更に店員の子が感じが良くて、1時間に1回歌を歌うんだよとかね。

面白いから集まるのは人間の基本だと思う。

逆に面白くないのにヒトが集まるのはどうなの?それも、何かしら面白いから集まるんだろうとボクなんかは思うよね。

例えば、病院にはヒトが集まってるけど、先生が優しくしてくれる、話を聞いてくれる、愉快で面白いとか、お友達と会えたりして膝の痛みが楽になるとかね。

MAMEHICOをやっていて、どうやって集客するか?という課題があるわけだけど、戦略的にやればやるほど、面白くない方に転がりがち。

東京のカフェが北関東の鄙びた古民家を再生してカフェを作る、これ、文脈からすると、東京、銀座、群馬桐生、このコントラストは面白いけど、桐生に住んでいるヒトたちは当然それはないわけで、そこの街に住んでいるヒトたちが、そこの場所を面白いと感じるのかという視点は当然必要。

南国のヒトに雪を見せても面白いけど、北国のヒトに雪を見せても大変としか思わないようにね。

面白いはクリエイティビティだと思う。

クリエイティブというのは、このヒトとこのヒトのこういう所を組み合わせるという編集作業で、全く新しいものをヒトは面白いとは感じなくて、想定できないものを面白いとは感じられないという所があると思う。

大福だと思って食べたら中からいちごが出てきた!けど、案外美味しいねっ、ていう。

お店を続けるには3年かけて周知することじゃなくて、3年試行錯誤してやっていかないと面白くならないんじゃないかという気がするよね。

少なくても、面白いということで競争するという所にボクらはいて、便利とか安い、得するとかではないから。

やっぱり、ヒトが集まってないのは面白くないからだということを肝に銘じなくちゃいけないなって、自戒の意味を込めて思いますね。

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