コロナがあけたけど、あけたところで前に戻ることはなく、少子高齢化、デフレが続いた30年、ある程度のものは安く手に入る時代の昨今、ボクらカフェがどうやって生き残るかを日々考えている。
いろんなスタッフと仕事をする中で、やる気はあるけど、仕事ができないヒトというのは当然いるわけ。
これって何なのかな?
仕事が出来ないヒトは、例えば、朝、小さな掃除をしたり、メールの返信をしたりと、できることからとにかく始める。とにかく何かやらなきゃというマインドで、目先のことに手をつける。
そうすると、結局は簡単なことをやってるうち、時間も体力もなくなり、大きいところに手をつけないまま夜を迎える。これの繰り返しなんだよ。
これを避けるためには、まず、期限内、予算内に終わるにはどうするか考えて、仕事の優先順位を定めることが大事。
銘々、好き勝手に出来そうなことからやっていくと、最後に大きいものが残って、さあ、どうしよう?と、なることが多い。
仕事が確実なヒトは、めんどくさいことを思考と体力があるうちに片付ける。めんどくさいことは分解すれば小さいことの塊だから、まず分解する作業がある。
それができたら、周りを巻き込んで、仕事を分担もできるわけ。
簡単なことからやっちゃうのは、全体のイメージが湧いてないんだよね。
例えば、演劇のセットを組んだり、照明をセットするときはホントに時間がかかる。ところが、バラシとなると早い。
バラすという作業はイメージを共有して持ちやすいからね。なくせばいんでしょ?というシンプルな思考になる。単純なことは早いということだよね。
アメリカに行こうと思い立ったら、成田空港に行ってチケットを買うことからだけど、まず泳いでみます!と、太平洋に飛び込んじゃう。それでだめならその時考えたらいいみたいな考えではアメリカに辿り着かないよね。
世の中が大きく変わろうとしている今、みんなが今までのやり方を否定しながら、クリエイティブに何かをしなきゃいけない時に、とにかくできることからやっていこうよという思考ではできないことが多い。
簡単なことからやろうとして、進んでる気がするというのは嘘です。
簡単なことからやるな!