マッチとマッチ箱

マッチって好きなんですよね、昔から。

マッチを擦る度に思うのは、マッチもマッチ箱も、お互いにないと火ってつかないんだなということなんだよ、当たり前だけどね。

マッチもマッチ箱にしか入ってないし、マッチの側面についている紙やすりみたいな道具、あれは側薬って言うんだけど、それもマッチ箱の横にしかついてない、マッチとマッチ箱の関係って、ホントに唯一無二なわけ。

そして、マッチの偉いところは、ゼロイチなんだよね。最初の火をつける。すごいなって、火をつける度にボクは思うのね。

マッチの先端についてるのは、塩素酸カリウムや硫酸なんだけど、側薬にも赤リンという薬品がついていて、その赤リンと塩素酸カリウムが摩擦することで火が点く。これはすごい発明だなって思わない?

この組み合わせが悪いと成果が出ない。マッチ棒は単体としては只の木の棒だけど、このマッチ棒に側薬があれば火がつく。マッチと側薬と同じような関係を、ボクのお店のスタッフ同士にも見つけて、火を点けることを、よくよく考えます。

新しいヒトと何かをする時、自分のようなマッチ棒がどうやって火をつけるのか?自分の側薬になるヒトをどうやって探すのか?ヒトとヒトとの出会いの化学反応が大事だから、化学反応が起きるヒトを探したほうがいいと思う。

私を燃やしてっていう枯葉や、なになにー?って風を起こすヒト、そういうものがあって火はどんどん大きくなっていくわけ。今、新しい時代、新しい風が起きている時代に必要なのはマッチとマッチ箱の関係じゃないかと思うんだよね。

マッチとマッチ箱、それを擦るヒト、3つが必要だよね。

それはどこか新しいところじゃなくて、もうすでに箱の中に収まっているんじゃない?今近くにいるヒトはマッチとマッチ箱の関係なのかもしれないね。あとは擦って火をつけて、それを広げていくヒトが必要かなと思うね。

是非、皆さんもマッチとマッチ箱の関係を見つけて、それを擦って、火をつけて、それを大きくしてくれるヒトを探して欲しいなって思います。

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