今年はMAMEHICOを始めて20年なんで、過去に付き合いのあったお客さんをピックアップして、MAMEHICOとの思い出をブログに書いてくれませんか?とお願いしたら、思いの他、書いてくれる人が多くてね。
それを読むと、やっぱり当時の熱から時間が経って、実名でMAMEHICOのブログでどこまで書いていいのやら?という戸惑いの感じがあった。
投稿を読むと、渋谷に住んでたとか、学校や職場がそばにあるとか、渋谷との思い出とMAMEHICOがくっついていて、MAMEHICOで学んだことは‥というのが多い。
カフェで学んだことって、普通はないよね。
投稿してくれた人のほとんどは、いっときはイベントにも来てくれた人で、押しなべてみんな現代に生きているわけだけど、大きい会社にいた人は、株主が外資に変わって自分のイメージしたものと変わってきちゃったとか、自分の思い描いていた結婚生活とは違っているよなと感じてる人、好きだった店がなくなっちゃったというのもあるよね。そういう意味で言うと、個人の抗いや、自分なりに楽しく生きていくということのヒントや知恵みたいなものをMAMEHICOからなんとなく感じ取ってるというのかな。
大きな流れで言えば、今、日本は前の時代の終焉というのは間違いないと思うけど、奇しくもこういう時代の転換機にお店を始めて、ボクが生まれた頃とは時代が変わってしまってるわけで、今はこの人に倣っていけば、自分のライフビジョンが見える人っていないよね。
ちょっと上のバブル世代と話しても、感じてることが違うよなと思う。難しいことは苦手ですとかわされちゃうというのかな。そういう時代だったんだとも思うけどね。
そういうヒトたちの子どもが20代、Z世代だと思うんだけど、その子達が持っている今後の日本の危機感と、日本を脱出するという価値観。そういうのがMAMEHICOを20年やっている中で感じることがあって、思い出を募集するとそのヒトの言葉でその片鱗が見えるわけだけどね。
もっと広く思い出を募集したいと思っているので、HPのMAMEHICOの思い出を募集しますというところに書いて欲しい。
特にこのラジオをずっと聞いているようなヒトはボクのラジオを通じてMAMEHICOというものを知っているだろうからね。短くてもこちらでリライトするので思い出をお寄せください。