French Mame-Hico

cafe Mame-Hico present’s のイベント、
「French Mame-Hico(6/3,4)」の準備が粛々と進んでいます。

今回は、アートギャラリーを丸ごとフレンチレストランに。
前回は、ギャラリーを一日だけインドレストランにしてみましたが、
今回は2日間限定のFrenchです。

ただですね。
東京中におしゃれで小粋なフレンチレストランなんて
掃いて捨てるほどありますからね。
ただのフレンチレストランではつまらない。
というより、限定レストランでは、とってもとってもかなわないんですね。
そこで、いつもながらない知恵を絞る。
いつも企画を考えるときは、もしも○○○な○○○○があったら。

昔、ドリフの大爆笑で、
「もしも怒りっぽいおすし屋さんがあったら」、
というもしも〜シリーズがあったの知ってる?
最後にチョーさんがだめだこりゃっていうやつ。

で、今回考えたのは、もしも店員がみんなフランス人だったら。
店員さんがフランス人のレストランは東京にもたまにありますが、
彼らは当たり前だけど日本語分かるでしょ。
あれって、ちょっとがっかりしませんか。
テレビ局の食堂で、時代劇のかつらをつけた俳優さんが、
カレーライスを食べてるのを見てがっかりする感じ。
わかるかな。
いまや、東京中に世界中の食べ物やサービスが輸入されていて、
むしろ食べ物なんて本場よりも美味しかったりするでしょ。
けれど、外国旅行の楽しさって、そういうことではなくて、
「不便」だなってことにあるとボクは思っています。
中にいるギャルソンは全員フランス人。
ボンジュールなんて、気さくに話しかけてきます。
おっ、いいぞ。フランスっぽい。で、ここからがミソ。
まったくこの人たち日本語が話せないの。
メニューもフランス語なら、説明もみんなフランス語なの。
まったく日本語が通じない。
まるで、日本であることなんか忘れて、
ペラペラとフランス語でチーズの説明をしたりしてる。
オーダー頼んでもなかなか出てこない。
とっても不便なフレンチレストランなんです。
で、中ではユーロしか使えないことにします。
だから入り口に両替所があって、
お客さんは、日本円をユーロに買えなくちゃならないみたいな。
とっても不便でしょ。
ウィ、なんてにっこり笑顔で、
頼んだものとまったく違うものを持ってくる外国旅行の不便さを、
イベントだから是非やってみたいんですね。
そう説明しましたら、なぜか快く賛同してくださる
フランス人の方などがいらっしゃいまして、
スタッフはそろいました。

いまは、そこでどんな料理を出そうか考えているところ。
会場にはキッチンらしきキッチンがないんですね。
だから、レストランなんてホントはやれないんです。
まずはそこから解決しなくては。
あとは、一体どれだけお客さんが来てくださるのか・・・。
宣伝は、マメヒコ店内と、このブログ、
あとはキッチンクーぐらいですから。
怪しいところです。

で、で。
その日同時にやるお芝居のお稽古も続いています。
大正時代の喫茶店を舞台にしたお話しです。
タイトルは、『 劇団 待ち乗り自転舎
初乗り公演/舞台 名曲喫茶山猫 』、となりました。
出演6人は、誰一人演劇などやったことない人たち。
ところが現在のところ2時間弱の大作になりそうなんです。

いまは、やがて来る滝に向かって
カヌーを漕ぐ毎日なのでした。
その滝が、ナイアガラの滝なのか、華厳の滝なのか、養老の滝なのか。
それは乗り組み員一同知るよしもがななのでした。
つづく。

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