マメヒコに受かるコツ

「集まりました? スタッフ?」

「いえ、まだ」
が最近のお決まりの挨拶になってる井川です。

今日も事務所で一日面接三昧。
わざわざ事務所まで来てくれた皆さん。
ありがとうございましたね。
だいたいボクの面接は、ほとんどボクが一人でしゃべってるんですけど、
ひとりあたり2時間くらいが普通です。
短い人もいるけど、大体長い。

でもね、でもね。
ボクが一人で伸ばしてるんじゃないのよ。お願い信じて。
着陸できずに旋回している飛行機みたいなヒトがいるの。
マメヒコで働きたいけど働けるかなというヒトがいるのよ。

この仕事は大変だからね。
応募してくれたひとには、まずその大変さを伝えます。
そこで怖気ずいちゃうヒトがほとんどです。

話しているうちに、どんどん顔が明るくなって、
ウキウキしてくるヒトもいるんだけど。
やっぱり、そういうヒトは採用しちゃうね。

きっと、たぶん、そういうヒトは働いてからの自分の姿がボクの話を通して、
想像できてるんだとおもう。
自分が働いている姿をある程度想像できないとこの仕事はダメです。
入ってからが大変です。気持ちがブレちゃって。

働く前に想像した理想の自分に1cmでも近づこうという気持ちが、
その後の自分を支えるわけですから。
いまはネットで応募する人が多くて、気持ちが固まらずに
なんとなくクリックして面接に来る人が多い。

そういうヒトはボクと話しながら、自分の気持ちを整理する。
うわっタイヘンそう。ほんとにワタシはこの仕事をヤリタイのかしら。

ワタシ?ヤリタイ?ヤレナイ?ヤル?ヤレルカナ?ヤレマスカ?ヤレマセン。

2時間くらいクルクル、クルクル、管制塔の周りを旋回してる。
その結論をボクはひたすら待ってるわけです。
力尽きて落っこっちゃう子もいるし、
決意して、ハイ、ヤリマスって言って帰った後に、
ヤッパリ辞メマシタ、っていうのも多い。
タッチ&ゴーだね。

だから、言いたいのね。

とりあえず、志望してきてるんだからさ、
働きたいです。お願いします。って言いなさいよ。

ワタシここで働けるですか?
お願いされたら働いてあげてもいいですか?
けれど、ワタシにできますか?
アナタ、ワタクシ辞めません自信ありますか?

シラネーヨ(;;`o´)

いやいやでもでも、マメヒコ1日体験とか必要なのかもね。
お試しして気に入ったら応募してねみたいな。本とヒトがヒトを採るのは難しいね。

さて現場は、今朝まで徹夜で照明工事。
お店は紆余曲折で大々的に遅れてるけど、
なんとか30日には完成予定です。

現場にいると、通りすがりのお客さんも声かけてくれたりしてね。
昨日コギャルが渋谷店のポスター見て、
「エッ、ココ、マメヒコになんのー。マジィ、ビックリ?」
とかつってて、マジ、ビックリ。

面白くてためになる渋谷マメヒコを作ってるよって、
しばしお待ちを。
明日から8日間、三茶は改修工事やさかいお休みどす。
厳しい残暑、マメヒコの無い生活をしばしご辛抱しておくれやす。

京都から来たヒトとさっきまで面接してたから、突然、京言葉なんどす。

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