第2話-Act.1 配信されました

こんにちは、制作の坂本です。
第2話 Act.1が配信されました!

今回は、いくつかの会話劇が交差していますね。
登場人物の会話を中心に、
ストーリーがどんどん進んでいくけれど、
見てくれている方は、この前代未聞のドラマに、
どこまで付いてきてくれているのだろう。

このシーンの意図が伝わるかしら・・・
なんてことは全く考えていなくて、
どのように受け取って頂いても、
それは見てくれている方の自由でしょ、と私は思います。

むしろ、人によって受け取り方が異なるものでありたい。
このドラマが良縁に恵まれますように、と日々願っています。

*****

さて。
寒い日が続いている今日この頃ですが、
第2話の季節は、晩夏〜初秋ですね。

ロケというものは、予想よりも遥かに
季節と密接に結びついていました。
クランクインの8月から今まで、
存分に季節を味わっているなぁと思っています。

第1話のロケは盛夏だったので、
とにかく蝉が鳴いていました。
役者の声 vs 蝉の鳴き声は、
蝉の勝ちだったようで、
音声の編集は大変だったと聞いています。
蚊が大量発生しているスポットも、
なんとなく察するようになりました。
あいつらは案外、都心の路上に団体様で生息してます。

去年は、9月に入ってから暑さがぐっと落ち着きましたね。
やがて蝉の鳴き声がしなくなると、
落ちた木の葉が風に吹かれていく音になり、
それがだんだんと軽く乾いたものになり、
役者が公園を歩けば、枯葉を踏む音になる。
あぁ秋も深まっているんだなぁ。
と耳で知りました。
秋でもこれまた案外、蚊はご健在で、
なぜか夏より痒くて腫れることも身を持って知りました。

*****

最近のロケでは、日が延びたと感じることが多いけれど、
野外ロケだと、凍えそうに寒いです。
当たり前か・・・。

先日は、雪の残る公園で、
夜にロケを行ったのですが、
吐く息の白さ、凍った地面の煌めきが、
真っ暗闇に浮かび上がるとき、
肉眼よりカメラで見る方が、
神秘的なことに気づきました。

神秘的な白を撮るためには、
何台もの照明を設置しなくてはならず、
これはかなり時間かかるし大変でしたが、
冬の夜は、モノトーンが本当に美しいです。
第5話公開までお楽しみに!

*****

カメラを通して、光の具合に敏感になり、
マイクを通して、音の移り変わりに敏感になり。

季節や天気に抗うことなく共に動いて、
みんなで協力して生まれたデータは、
収穫物でしょう。
あれ、ロケ機材を背負っているだけで、
もしかして鍬や鋤を背負っているのと
大して変わらないのではないか。
ふと思います。
農耕民族、さもありなん。

根本的な人の営みって、
卑弥呼のころから
大差ないんじゃないかと、
大袈裟ながらも頭をよぎって、
その果てしない繰り返しに、
ふっと笑いたくなります。

さーて、ノッテビアンカ周りでやりたいことは、山ほどある。
遠くない春を目指して、まだまだがんばりまーす!

ある秋晴れの日のまかない。ぎんなん、美味しかった〜!
Archive
カテゴリー