非再現性

非再現性

ある出版社の人が僕を取材して、本を出そうと打ち合わせをしたことがある。それはマメヒコがどうやってできてるかという内容の本だった。読者がお金を出して買う本には、こういうふうにすれば自分がカフェをやるときに役に立つ、自分が悩んでるときに役に立つはずだと、再現できるエッセンスが求められるから、再現性がある話をしてくれないかと言われた。でも、読者が再現性を求めているからといって、今から再現性があるようなことを再構築して何か話をしていくのってナンセンスだと思った。

これに限らず、地域の自治体、会社、家庭の営み、子育てなどでも、再現性が求められてるんだと思う。たとえばフランチャイズでは、再現性がパッケージになっているものを買っているよね。

けれども、僕は非再現性のことに重きを置いています。より忠実に何かを再現できるって競争になっちゃうし、喜びにはならない。資本主義の仕組みにおいては、資本のある人の方が再現性も高いよね。自分の人生が豊かだと思うには、非常に偶発的な幸運が起こることだと思う。自分の人生を豊かに楽しく暮らすことが目標だったら、再現性の高さを求められるよりは、非再現性、つまり再現できないことの方に自分の少ないリソース、自分の少ない友人、自分の少ない時間を投資した方がいいと思いませんか?

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