ヨシノの3rdアルバム
今、エトワール★ヨシノさんの3rdアルバムを作っていて、もう間もなく完成です。
30代前後の若いミュージシャン中心でやって3,4年になるけど、これも、いつまでこのメンバーで出来るかわからないと思っていてね。というのも、ボクは売れるか売れないかの基準で物事を考えていないので好きにやってるけど、メンバーのことを考えると、いつかどこかで売れるのを願っているんだろうなと思うこともある。それは、ある意味残酷だし、これじゃダメだなと。でも、少なからず、エトワール★ヨシノのファンも身近にいるし、1個ずつ石を積み重ねる様に、自分で納得するものを粛々と作る。ボクが嫌にならない限り活動は続いていくんだけどね。
渋谷の宇田川町店が閉店する中でエトワール★ヨシノが生まれて、今回、銀座SOLAで、宇田川町店でやっていた事をやる。遠いところに近いものがあって、それがループしていく経験を、この10年位、ずっとしているわけ。
1個づつ石を積み重ねていく先に、全く思いもしないことが起きる。ホントの目的ではない、違う形でその目的に達成出来ていくことって、あると思うんだよね。ヨシノの曲を作って、歌って、アルバムにすることは、一つの店を作ることによく似ている。自分でも何でこんなことやっているのかわからないけど、ずっとやっていくうちに俯瞰で見えることが増えてくる。お店がなくなっても、次に新しい形で継続していくように、物事の終焉は見た目ではわからないということなんだよね。
不安定な社会、東京のど真ん中でお店を続けていく中、いろんなヒト達との出会いがあり、その時は何の意味があるのかわからないけど、ずっと続けていくうちに「あれ?これ何かに似ている!」ということがあってね。
全部どこか繋がっているということが、ボクの心細さを希望で埋めてくれることでもあって、エトワール★ヨシノさんはホント、ボクの中では同士であり、支えになっているなと、ここんとこ、急に思うことあるなという話でした。