仕方ないと言うな②

仕方ないと言うな②

「仕方ない」と思わせている背景というのは何かを、今日はお話したいと思ってるんですよね。

現役世代のヒト達が「仕方ない」と思っているのは、どこから来るのかと言うと、グローバリズム社会だと思う。グローバリズムに対する諦めが、みんなの中の「仕方ない」なんじゃないかな。

グローバル社会ってそもそも何なのか?と言うと、要は競争社会。それが今の世の中に蔓延していて、その原因は教育だよね。
大学が大衆化した事と、グローバリズムは大きく関係していて、教育は偏差値教育を含めて、競争がはっきりする。勝ち組、負け組がいる。

競争社会が、世界的にグローバル社会を生んでいる背景になっている。
勉強に勝つ、就職に勝つ、結婚に勝つ、とにかく競争。他人を出し抜いてでも勝つ。
世界中のグローバル企業が自由競争にさらされて、安い賃金、材料を求め、安い地域に仕事を持っていく。短期的に見て利益が出るということを推し進めた結果、全員が貧しくなったということ。誰もハッピーじゃないよね。

これは、どこの国でも起こっている事で、今までの人類が経験したことのない未曾有の危機なんだよ。グローバル社会、競争社会は限界があって、みんなが疲弊してどうにもならないというところまで来ている。

こういうような皆の中にある「仕方ないよね」という、溜息と、舌打ちがこの国を蔓延していれば、多くのヒトが生きづらいと感じるのは当然だよね。

そういう混迷期に、生き伸びる唯一の方法は、我に返るということ。プリミティブで、原始的な気持ちに立ち返ってみる。ホントは自分は何がしたかったのか、何がしたいと思っているのか、今の仕事が嫌ならそのことを自覚する。そうすることで、じゃあこうしよう、こういうことは改めようと思えるわけ。

そういうときに「仕方ないよね」と諦めて周囲の流れに合わせようとすることは、空気をダメにするし、あなた自身をもダメにする。だから、あなたは「仕方ないと言うな!」ということだね。

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