「マイクロアグレッション」という言葉があります。
Wikipediaによると、1970年にアメリカの精神医学者チェスター・ピアスによって提唱された「意図的か否かには関わらず、政治的、文化的に阻害された集団に対する、何気ない日常の中で起こる言動に現れる偏見や、差別に基づく見下しや、侮辱、否定的な態度」のこと。
要はどういうことかというと、無意識に差別をしていることがあるので注意してくださいね、ということ。HPに黒人のマイクロアグレッションの具体例が提示されていてね。例えば、「ボクが君を見る時に、肌の色は目に入ってないよ」というのはマイクロアグレッションで、黒人だから不利に扱わないと示唆するけど、黒人であることを認めてないという意味なんだよということ。
マイクロアグレッションとは、小さく攻撃しているという意味。これは洗脳だよね。本来何もないものにレッテルを貼って、納得させること自体、胡散臭いと思う。その問題を表面化するのは、一見ヒトを助けているようで、分断しているとしかボクは思えないんだよね。
言ってることはわかるけど、こういう配慮を仮に啓蒙したところで、なくなるの?
そんなことまで人間は細かく意識して生きていない。
人間なんだから、差別なんてあるに決まってる。でも、そう言うことによって、何等かの利を得ているから言うんだよ。要は金だろって言う話。自分は被害者だと認定してもらえれば、正当なお金を請求できる。
本人が傷ついたならしょうがないし、個人レベルなら、傷ついちゃったんだ、ごめんね、で済むことでしょ。だけど、これが組織的なので、法律を変えるとか忖度して、テレビやメディア含めて自主規制になってる。そのことが、ものすごく窮屈でいろんな問題を起こしているし、逆にいろんな問題が水面下に潜って、それこそ暗渠の下を流れるどぶ川のように、もっと複雑な別の問題が起きている気がすると、ボクは思うのであります。