ここんとこ、一人でも多くのヒトに自分達は何者であるかを感じ取ってもらおうということで、いろんなヒトと話をします。
話するのは嫌いじゃないけど、全く知らないヒトに自分達のことを説明して、納得してもらったり、伝わってないよなと思いながらもしゃべり続けるのって案外疲れるんだよ。
コミュニケーションにコストがかかるのは、時間、お金、モチベーションの大きなロスになるから、相手を選んで付き合っていくのはとても大事だとボクは思うんだよね。でも、新しいことをしていく時、自分達のやってることを説明するには、相手を選べない場合が多い。どんなヒトでもある程度付き合っていくには、いろんな共通言語を持ちえないと話が出来ない。
ボクらがやろうとしてることを、一緒に出来そうなヒトとやろうと思ってるけど、実際お値段はどのくらいかかるの?とか、私は何をやればいいか指示をくださいとか言われたりもするね。
ボクらも新しい試みだから、手探りの状態でね。逆に何が出来るか教えて欲しいと言うと、いや、そちらがどうして欲しいのか教えて欲しいです、という押し問答になることが度々ある。
指示を待つという態度で、言われてから何をやるか検討するヒトって多いから、そのヒトが何に突っかかってるかと察知して、そのヒトの言語に合わせてあげないと話が進まない局面が多々あるね。
それが出来ないとお互いに困惑するし、やりにくい。共通言語をお互いもち得るまでは、手間と時間をかける必要があるね。
ボクたちがやっている「面白可笑ひこ」というバラエティーショーでは、お客さんと演者との共通言語が確立されてない中で進んでいくわけだから、演者側のちょっとした工夫で共通言語を持ちながら、お客さんに寄り添っていかないとダメだよね。ユーモアをもって共通言語を確認し合ったところからしか、次に進まないと思ってる。
みんなでお互いにいろんな言語がしゃべれるようにしたいなと思っております。