マメヒコでは売上げ報告があって、それには売上げと客数、単価が出てくる。
スタッフのさっちゃんの売り上げ報告が長くてね。これをちょっと読みますね。
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三軒茶屋の売り上げ報告
この日は売上げが6万ちょっとでした。
こんなにヒトが来ないのは初めてだったのでびっくりしてしまいました。
天候の影響？コロナ？なんだかなーの一日で寂しかったです。
今日はお昼頃、カウンターに座られたご夫婦の物語。
ソファ席も空いていたのですが、ここが良いですと仲良く座られていたのが印象的でした。
帰りに、ご主人が1つ1つ良質で丁寧な味がして、ホントご馳走様。と言って下さり、黒豆を畑で作ってる話をしたら、奥様と目を丸くされて、2人はご来店された時より少し顔がほっこりして帰られました。
マメヒコは人間味のあるカフェなんだなぁと改めて思いました。
昔、おばあちゃんがお正月に煮ものと黒豆の甘煮を作ってくれたことを思い出しました。時々皮の破れたお豆もいたけど、なんていうかとっても美味しかったのです。
マメヒコに入って、黒豆を煮るのにこんなに時間がかかるんだということを知りました。
手間暇惜しまず…そんな場所があるのは貴重です。
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こういう長い売り上げ報告がいいよねという雰囲気がマメヒコにはあるよね。
このラジオのコメントも長いけど、売り上げ報告も負けじと長い。
ホントはさ、閉店後に今日1日頑張ったヒト達で、今日はこんなお客さんいたね、と話が出来たらとても心温まるわけ。でもお店は最少人数でやるから、閉店後にこういう思いの丈を誰かに吐露することは出来ない。そうするとそれが澱となって何かを蝕むんだよね。
多くの飲食店は窮地に立たされていて、店を閉めたほうがいいとなってるけど、飲食店の良さは、こういう小さな物語が毎日ぎっしり詰まっていて、そこに光を当てるとお金にはならないけどかけがえのないことがあるということ。
そういうことを好きでいられるヒトが今日もお店に立っていると思うので、自分達のことを誇りに思って、助け合いながら、お店が存続できるようになったらいいなと思います