ピンチの五箇条

ピンチの五箇条というのがあってね。ボクも事あるごとに思い出しているんだけどね。

物事は、仮に成長している時も、右肩上がりの一直線ではなくて、ジグザグと上ったり下りたりを繰り返して上っていくという習性がある。常に上っているように見えても、落ち込む、上手くいかないことは必ずあるわけで、その落ち目だと思う時、ピンチの時にオロオロするヒトはとても多い。

このピンチの五箇条をちゃんと真に受けてと聞くヒトは必ず良くなるし、知っておくと非常に役に立つと思うよ。

「ピンチの五箇条」

(一)ピンチというものは人生のリズムみたいなものであるから、周期的に必ずやってくる。用心して予防策を講じていても、避けることができない。

(二)ピンチにおちいる時は、身辺に起ることがどれもマイナスに働くから、八方塞りの感じになる。

(三)ピンチにおちいると、奈落の底にでも落ちるような不安に襲われるが、それは心理的なものにすぎず、必ずどこかで底に足がとどく。ただし、必ず一定の時間の経過を要する。

(四)ピンチの折り返し点は、恐怖におちいって想像したよりもかなり上のところにある。つまり、人間は自分の考えたところまではなかなか落ち込まないものなのだ。

(五)ピンチから這いあがるきっかけは、ピンチにおちいる前に考えていたようなところからは生まれてこない。苦しみに鍛えられ、それが薬になってはじめて次の対が生まれてくるものなのである。

この五箇条のすごいところはピンチから這い上がるきっかけって、縁からしか生まれてこないと言い切っちゃってるところ。裏を返せばピンチから脱するためにはと考えたところでその通りにはならない。果報は寝て待てと云うように、頑張ってもしょうがないからあとは野となれ山となれというのは真理だと思うんだよね。

いろんなことをやってれば常にピンチがあるし、継続的に努力してれば必ず好転することはあるわけ。

私には当てはまらないというヒトがいるとすれば、もしかしたら、何もして来なかった、してきた気がするけどしていないのではないか?と、自分のことを疑ってみたらいいかもしれません。

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