注目されず自由に

自由って言えば先週末、昭和の喜劇役者エノケンの「これが自由というものか」という歌を歌ったんだけどね。この歌詞が非常に辛辣。

一部紹介するとね、

知らない間に兵隊で/知らない間に戦争で/知らない間に負けちゃって/知らない間に終わってた/これはあきれた驚いた/なにがなんだかわからない/これが自由というものか/とかくこの世はへんてこりん

すごい歌だよね。いわゆるプロテストソングというのかな。この世はいかにでたらめで、自由は誰かに用意されるものじゃないということを歌ってるんだよね。

今の社会では自由でいるためにはお金を稼がなきゃいけなくて、お金がないから不自由で、お金を稼ぐためには注目されなくちゃいけないと思うヒトは多いよね。だけどボクは注目されないから自由でいられるわけで、注目されてしまうと自由ではいられないという気がするんだよね。

でも、みんなあんまり考えないのでどうしても注目されて自由になりたいという風に考えちゃうヒトが多い気がする。自分の自由は誰かに与えられるのではなく自分で確保するものであって、注目されないで、自由にしながらもお金からも束縛されないやり方を考えるしかない。それにはみんなと同じことを考えたり、したりしないというのは大事だという気がする。

自分らしく生きるためには、みんなとは違うという自覚が大事。その為には、他のヒトと違うことがコンプレックスになっていてはダメで、そもそも自分はヒトとは違うことを肯定する力が大事な気がするよね。

ボクは今の時代でもそのやり方はいくらでもあると思うし、今がとりわけ不自由だとは思わない。自分が不自由だと思っているヒトがいるとすれば注目されたい気持ちを捨てる、お金を稼がないとやってけないという気持ちを捨てることだよね。お金が無くても、注目されなくてもなんとか生きていける。

社会や環境が悪いのは事実だと思うけど、そんな社会でも自由に生きる方法はいくらでもあることを考えてみて下さい。

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