ったく、根性なし

根性というのは仏教用語なんですよね。眼、耳、鼻、身体、意識、舌。これを六根と言って、人間の知覚を司っているところ。その意識、心の部分を表すのが根性ということでね。

根性ないなぁと思うヒトが多いね。

いろんなヒトの家庭の問題や職場の問題を聞いたりすると、みんないろいろ大変だけどね。なんでもっとはっきり正直におかしいならおかしいと正面から意見を言わないんだろうと、ボクはずっと思っていてね。陰でごちゃごちゃ言っても伝わらないしね。

どんなこともどちらかが一方的に悪いことはなくて、いじめる方も、いじめられる側にも両者それぞれに思いがあってそうなってると思うからね。

ボクは間違ってることは間違ってるんじゃない?と、真正面からはっきり言っちゃう。それは根性だと思うんだよね。

自分が正しいと思ったことは貫く。でも、正しいと思って言っていることほど、石を投げられることはあるよね。人間ってそういうモノだと思う。正しさは時に暴力でもあるし、みんながみんな賢いわけじゃなし、弱さもあるし、愚かさもあるから出来ないかもしれないけど、たとえ少数派になっても正しいと思ってることは言う。周りにとやかく言われても自分の意見は変えない。

それを、なんでみんなしないんだろうというのは、ずっと小さい時から思ってた。リーダーや上の立場のヒトがそういうことは言わないとなると、何のために上にいるのか分からないよなって思う。

ボクが思うに、今は、上の立場のヒトこそ、ことなかれ主義で、保身に走ってる。ったく、根性ねえなということが多い。

やっぱり、それでもおかしいと自分の六根のなかで違うんじゃないと思ったことは、はっきり言うべきだよね。すごく良いと思ったこともはっきり伝えるべき。感動した、感激したということもね。言わなきゃわかんない。だってそのために口がついてるんでしょ。

上の立場になって、保身ばかりじゃなく、正義感を持って、もっと社会を良くしようというヒトが増えたらいいよね。この国は。

Archive
カテゴリー