要は人柄

今、40代の若いヒトたちの中には、世の中をよくしようとバイタリティを持ってやっているヒトたちが、ちらほらといて注目されていますね。

危険だろうがなんだろうが、ぶち壊す過程を経ないと、次の時代にはならないと思うので仕方ないのかなと思うけど、壊すのは一瞬だし、再建するのには長い道のりが必要で、それにはお金がかかる。お金がなくて、どうやってやるか?という時に、再建に必要なのは人柄じゃないの?と思うよ。

お金もなく、何かを続けるのであれば、体の中に眠っている丸い石の部分で、仕事をするなりヒトと向き合っていくしかない。

川を見ると、上流に行くほど石がトゲトゲとしていて、下流に行くほど細かな砂や、丸くなった石がある。だけど、ボクは、それがヒトの場合、丸くなったのは尖ったところが削られたわけではなくて、元々、尖った中に丸い部分があると見る。ヒトは虚勢を張るために、丸くなってる部分にわざと、尖っている部分を作って、自分を強く見せるのだと思う。

誰かに何かを言われたり、ヒトとぶつかって牙を抜かれたりすることで丸くなるのではなく、もともと自分の中にある丸い石以外のものを削いでいく。そして時と共に、生まれたときのように丸くなっていく。元々赤ん坊は丸く生まれているわけで、その、芯の部分に戻っていくというイメージをボクは持っている。

やっぱり、信用というのは後から付けたことではどうにもならないと思う。真ん中にある丸の部分をどうやって自覚していくか。自分の体の中の元々持っている丸い部分に気づけるかどうかが悟りであり、この世に生まれてきた意味かもしれないね。

ヒトは、元々ゴツゴツした石としてこの世に生み落とされてはいない。ヒトは丸いところを通って丸く生まれてるんだから、トゲトゲしたのは後から付けたものでしょというのがボクの考えだね。

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