恐怖は肚に貯まる

いろんなヒトと付き合ったりしてると、ビビりだなって思うことがありますね。大したことじゃないのに、とにかく怖がる。

怖がってはいけないと頭では思っているので、出すまいとしているけど、見る限り、とても恐怖に弱いという気がします。

人前に出て喋るだけでも、怖い、上手にしゃべらなきゃと思うので上手く喋れない。

仕事を転職すると言っても、恐怖が先に立って、なかなか行動に移せないヒトはたくさんいる。

東洋医学で言うと、内臓が感情をコントロールしてるという考え方があって、例えば肝臓は身体中に血液を送る臓器で、この臓器が弱るとイライラしたり、ヒステリックになったりすると言われている。

クヨクヨ思い悩んでいるのは胃が弱っていて、悲しいと、肺に現れてため息が出て呼吸が乱れる。

頭でコントロールするのは限界があるから、悲しみに打ちひしがれていたら、なるべく呼吸を整えるようにしようというふうに、身体的なもので感情をコントロールしようということだよね。

いろんな感情は内臓にストックされると思うんだよね。小さい時に何か恐怖を植え付けられると、内臓にたまっちゃって、それがちょっとしたきっかけでコップが一杯になっちゃって、感情が溢れると身体が硬直して身動きが取れなくなる。そうなると身体が不調になっていろんなことが上手くいかない。

その、貯まった感情をどうやって消化させるか?

なんでもよくて、瞑想するなり、座禅を組んだり、いろんな経験を積むことで悟るということだと思うんだけどね。自分と向き合って、自分の肚の中にある感情を消化できればいいと思う。でもそれが、自分だけでは難しい。

だから、宗教やヨガというものがあるんだよね。

とにかくなるべく内臓に溜めていかない、溜まっていくとどうしても刺激に強いお酒や辛味でムカムカをスッキリさせたいということがあると思うけど、その場しのぎの刺激、一時の快楽で処方するのではなくて、なんで怒っているのか。なんで悲しいのか。今日あったことがどうこうじゃ、きっとなくて、小さい時にお父さんに理不尽に怒られたんだったとかいうことが、おそらくあってね。

皆さんの内臓に貯まっている感情はいかがでしょう?

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