抽象化させてこその思考

ここんところ、このラジオも時代の世相を受けて、抽象的な話、曖昧なテーマが多いよね。具体的な内容にしたいと思う反面、世の中がドラスティックに変わってきているからね。

MAMEHICOをやっているボクが、MAMEHICOだけの問題をいくら考えてもどうにもならないから、いろんなことをこのラジオで発信してる。

具体的な事象を並べて整理すると見えてくる抽象的な思考というのがあって、一つずつについては低次元なものでも、抽象的なハシゴを登ると事実がメタ化される。

客観的に考えるのはとても大事で、自分の中に起きている問題を他人と共有するなら抽象化させていくしかない。

抽象的なものというのは、たくさんの具体的な出来事を自分なりにどんどん深く思考し、考えてはもう一度考え直すというようなことを繰り返す中で出てくる。

抽象的な概念を一次情報として考えると碌なことがないというのはボクの見立てで、自分自身の具体の先に自分なりの抽象が出てくる。それが歳をとっていくことのボクの楽しみでもあるんだよね。

いろんなことを経験した上で、抽象化できるものがあって、世間の常識はあんまり関係ない。

よく宗教で経験値がないヒトが、神はあなたを救うとか、聖書はこうだとか、抽象的な言葉を借りてきて押し付けようとするけど、それは全く相手に響かないんじゃないかな。

自分はそれなりに苦労もして、経験も積んだというのであればそれを抽象化して、そのハシゴを登ってメタ化、客観的なものに持っていくと、他人が言ってる愛なんかより、自分の中から出てきた、宇宙であり、愛、神、幸せ、苦しみとは何かという抽象概念というのは、他人に与える影響は少なからずあると思うよ。

自分の中の多くの経験を反省し、自分を労うことで、体験がメタ化されて抽象度を持っていけば、どこかから借りてきた抽象概念や宗教の言葉は耳にも入らず、自分なりの生き方ができるんじゃないかなと思ったり、思わなかったり。

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