「わが道を行く」について

ヒトの評価ほど当てにならないものはないです。
誰からもよく思われたい、そんなことってできないですから。

ボクなんかでも、自分では頑張ってやってんだけどなって思ってても叩かれたりします。
それも斜め上から。

「おまえはケシカラン」
えっ、そこですかぁ?っていうポイントで。笑
でもね。
ここからがボクのすごいとこなんですが、ボクの一番の理解者はボクなんで、何言われても平気ってところがある。

他人がどう思おうが、知ったこっちゃない。
ボクはボクを、かなり良いと思っているし、それをボクのことをあまり知らないよそものが、どうのこうのと、そんなこと知ったこっちゃないよと。

気にしたところで、それはボクの及ばぬところにあるわけです。
せいぜい「小言で言ってね、邪魔はしないでね」ってなものです。

MAMEHICOはね、とても素晴らしいカフェだと思いますよ。
地味だけど、尖ってるところは尖ってるし、過激なところは過激だし。

瞬間風速で比較したら、うちよりすごいカフェはいっぱいあると思う。
だけど、思いとか熱量を維持できてるのは自画自賛ですけど、すごいなと思います。

いろんなものがコンビニ的になってますね。
便利、均質、上質、格安。笑
外国人がたくさん日本に来てますけど、日本のそういうとこって、みんなすごいと思いますよね。

だからといって、ボクはそっちには振れない。
だって気持ちが乗らないから。
仕事だし、生き残るためにやることやらないとな、って気持ちは、もちろんあります。
だけど、だから、自分が嫌なことはしないように、ストレスがたまらないようにしておきたいなと。
長く頑張るために、好きじゃないことはできるだけ力を抜いて、めんどくさいヒトとは、なるべく距離取って。

ボクはアンティークが好きなんです。
古いもの。長く手入れしたものが好き。
この前も丹波篠山で、すっごく古い建物を手入れした、素敵なお店に出会ったんです。

少しずつ少しずつ手を入れ続けていて、それが感じ取られる。
自分の店も少しずつ手を入れたい、だから続けないと意味がない。

渋谷の店は全部閉めてしまったからね。
なんと儚いことよのぅって思ったりします。
スタッフだってお客さんだって、ビュンビュン入れ替わるのがカフェだし。
家賃払ってスタッフ雇って、それでも長く続けるのは大変ですけど、だから、じっくりと好きなことだけやりたいと思う。
われ関せず、わが道を行く。

福岡の糸島には、ボクよりも先輩で、自分の手足を動かしてるヒトがいます。
いいなって思う。
そういうヒトたち、世間では一風変わったヒトって見られてるけど、ボクはそういうヒトたちのほうがまともに見えます。

ある年齢を過ぎて、それこそ80近くになっても、まだまだやりたいことがあんのよっていうヒトたちはみな、他人のことなんて気にしてないです。
そうやって、自分の中の過激さを保ってる、自分だけが最後は頼りなんだとわかってる。

MAMEHICO糸島、11月にひとまずオープンしますが、始めてからも、どんどこ手を入れたいなと思ってます。

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