「はい、そうします。」

この回覧板がどれだけの方に
読まれているのかわかりませんが、
週1回のペースで、
今回が97号目となりました。

100号で、この回覧板はいったん、
お休みしようと思っています。
違う形で、続けようと思います。

いまあちこちを、この回覧板に限らず、
見直しているところです。

お店も、昨年コーヴァイヴが閉まり、
今年の夏には宇田川も
閉めることになりました。
これも今新しく店を
出す場所を探していますが、
まだどうなるかわかりません。

ハタケも新しいところに移りますし、
心機一転、あちこち、
新しい形になります。
ラジオも見直しています。
続けるものと、いったん
お休みするものと、検討しています。

ゲーテ先生のお芝居なども、
宇田川が失くなれば、
ほかの場所を探すか、
作るしかありません。
宇田川が失くなれば、
円パンを焼くところも、
ほかの場所を探すか、
作るしかありません。

時期とタイミングがあるので、
これにておしまいかもしれないし、
さらなる発展となるかもしれません。

どうなるかは、わからないんですよ。

もちろんやる気はありますが、機会は、
願ってくるものではありません。
「チャンスをつかみにいく」
みたいな芸当は、
ボクにはできそうもありません。

目の前のこと、ちょっと
先のことだけを考えながら、
少しずつ、整理したり、
手直ししたりして、
いままでも来たのです。

カフエというのは、
厳しい人気商売ですから、
いつまでも同じ立ち位置で
やれるわけではありません。
次から次に新しいお店ができますし、
人の気持ちも移り気です。

整理と整頓をしながら、
間引きをしながら、
残すものと、残さないものを
選んでいかなくてはなりません。

ずっと、マメヒコを
気に入ってくれてたお客さんが、
先日亡くなったと聞きました。
ご高齢でご病気も
されていたのは知っていました。

三茶にかつて川が流れていた時代に、
染め物をしていた職人さんでした。
川はやがて暗渠となり、それとともに、
仕事は続けられなくなったそうです。
最盛期には、たくさんの
住み込みの職人さんと
お仕事をやられていたそうです。

そのお客さんが、
いつもマメヒコに来ると、

「ここの店員はいいねー、働くねー、働けよ」

と、おっしゃっていたことを
思い出します。

頑張るなよ、無理するなよ、
とすぐ言う大人を、
ボクは信用していない。

「マメヒコさんよ、
頑張ったってダメなときはダメだよ。
だけどね、だからこそね、
頑張らないっていうんじゃ情けない。

ギリギリまで頑張ったことのあるやつは、頑張ったってことを誇りにな、
新しい人生を、新しく生きられるもんだ。

君たちはうんと若いんだから、頑張れよ」

そう言ってくれる大人に会うと、
ボクはほっとします。

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