カフェをやりながらずっと感じていた疑問。
それはなぜ、かくもメンタルが弱い女の子が多いのか。
そういう疑問です。
ボクが採用した彼女たちは、自分が選んだ道にも関わらず、
いとも簡単に手放してしまう。
ボクはいままでに何百と面談したわけですが、
うちに入ってくる動機で圧倒的に多いのは、
「社会は殺伐としている、とても不自由である、
そんななかマメヒコにたまたま出会った。
ここはとても自由そうである、楽しそうである。
ワタシは何もできないんだけど、
ここなら頑張れそうである。
やりたいことが実現できそうである。
自由に惹かれた、だから入りたい」
そんな感じなのです。
そこでボクは、
「いやー、自由っつーのは、意外と大変だよー」と10回は言います。
なかには涙目になって、
「はい、もちろん承知しています、大変がやりたいんです。
全然ダイジョブ。体力ダケハ自信アルノ」
なこと言って採用してみると、
半年もしないうちにぶっつぶれる。
はて、これは一体なんなのかと悩んでしまいます。
リクルートのあり方に問題があるんではないか。
マッチングしてない?採用基準を設けてみては?
福利厚生、ボクそのものの問題、etc。
本を読んだり、色々と試行錯誤もしてみたんですよ。
だけど、ちっとも改善されなかった。
インセンティブを上げろ、モチベーション革命、etc。
なんかやればやるほど、バカバカしくなった。
そもそもこれ改善できる問題にゃにょ?
乱暴な言い方をすれば、
若い子のメンタルがぶっ壊れる過程は、
コミュニケーションに問題がある。
そしてそれはなにもうちに限ったことではない。
そもそもの社会問題であると。
居直ったと言うか開き直ったと言うか、
それで雇用に一生懸命になるのやめたんです。
知らねー、なるようになれと。
個々人を比較してみるとですね、
これはやっぱりそのヒトの持ってる哲学の差なんだと気づくんですね。
ことうちに限って言えばよ。
どんなヒトだって良い時期もあるけど、悪い時期もある。
いやいや悪い時期のほうが長いくらいです。
特別なスキルでもあれば別でしょうが、
特筆するほどのスキルなんてものがないんだったら、
オフロードのときにどうやって走るかが決め手になってくる。
オフロードに強いヒトというのは、
みんなが支えてくれるヒトなのね。
利他的に振る舞えるか、
利己的に振る舞えるのかの差がもの言うんですよ。
いまはそれを考えて、なるべく利他的に振る舞えるように、
工夫しながらお店をやっていますが、
根本的な問題は解決されないねー。