『ヒューマニズムの經濟學』 について①

ドイツの経済学者で、ヴィルヘルム・レプケというヒトがいます。
この学者さんが書いた『ヒューマニズムの經濟學』という本がありまして、
日本では絶版になっていますが、興味がありましたので
絶版の古書を買って読みました。

この『ヒューマニズムの經濟學』はとても読みにくい本ですが、
思うところがありましたから、みなさんにボクが解説したいと思います。

この本には、いまボクがなにに直面し、
なにに絶望しているのかが詳しく説明されています。

1944年の本ですが。

マメヒコやいかひこ塾で、取り組まなくちゃいけないな、
けど、とても高く厚い壁だぞと思っていることが書かれています。

なるべく情報量を少なく、そして平易に、
かいつまんで、途中脱線などしながら面白く、
数回に分けてこの本について書きます。

興味があればついてきてください。
わからないことがあれば、質問してください。
そもそも難しい場合は、ぼんやりと読んでください。

今日はまず作者の『ヴィルヘルム・レプケさんって誰』から書きます。

レプケはドイツの経済学者で社会学者です。
1899年生まれで1966年にフランスのジュネーブで亡くなっています。
ということは、どんな時代?
はい、歴史ですよ。

1868年が明治のはじまりですね。
1894年が日清戦争で、1904年に日露戦争ですから。

日清戦争と日露戦争の間に生まれたヒト、
日本で言えば明治の男ということになります。

そのレプケ当時のドイツはナチス党が生まれヒットラーが独裁となり、
そして消えていく、まさに人生が重なっています。

1921年にヒトラーが国家社会主義ドイツ労働者党、通称ナチス党を結成します。

レプケが22歳のときですね。

そして1933年、34歳のときナチスに耐えきれず亡命しています。
1945年が第二次世界大戦が終結の年です。そのときレプケは、46歳です。

その後はイスタンブール大学教授、
ジュネーブの国際問題大学院の教授などを務めています。

レプケはなぜかWikipediaには掲載されていないので、
百科事典から引用しますと、
『オーストリア学派の流れをくみ、L・E・ミーゼス、F・A・ハイエクと並んで、ヨーロッパ大陸における新自由主義の指導的な学者であった』

『現代ヨーロッパ社会の危機から脱するために、集団主義に反対するとともに、歴史的な資本主義にも批判的であり、それらにかわるものとして、経済ヒューマニズムに基礎を置く第三の道を提唱し、秩序自由主義を志向して、戦後旧西ドイツの経済政策にも大きな影響を与え、W・オイケンとともに旧西ドイツ経済の再建に指導的な役割を果たした』

おもな著書には『経済恐慌と景気変動』(1932)や『ヒューマニズムの経済学』(1944)などがある。
とあります。
45歳のとき、現代ヨーロッパ社会の危機から脱するために、
『ヒューマニズムの経済学』を書いたのです。

ヒトラーと共に歩んだ人生で敗戦を経て、
現代ヨーロッパ社会の危機と書いたわけです。
ボクはいまコロナ禍のさなか、彼と似たような歳で、
現代日本の危機を感じているのです。

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