デラシネ

デラシネ

「デラシネ」というのはフランス語で「根無し草」という意味。そこから、故郷を捨てて、パリとかに出てきた都市部の人たちを「デラシネ」という。でも、ウィキペディアで調べたら、「デラシネ」には音楽の項目ばかりがあって、日本のロックバンドの曲の名前が並んでいた。つまり「デラシネ」という言葉にロック魂を感じていることが分かるが、それは間違いだと思っている。

ロックバンドの「デラシネ」は、自分の境遇をただ嘆いてるという気がする。近代化すれば、故郷を捨てて都市部で働かざるを得ない。時代の流れでそうなって、酒と薬で退廃していったのが「デラシネ」であり、社会が生み出した現象でもある。

けれども、ロックとは、同調しないということではないだろうか。自分の信念があったらその信念を、同調しないというのがロックだと思う。

「デラシネ」は共同体とコミュニティを持たないので、フランスだったら、それが『レ・ミゼラブル』の大衆になっていく。女の人もコミュニティを持たなくて貧しいだけだったら売春婦になるしかない。そういう人たちが、これはマリー・アントワネットのせいであると一致団結して、ギロチンにかけるという形で自分たちの憂さを晴らす。これはロックなのか?これこそ同調圧力ではないか。それを焚きつけた人がいる。つまり、革命もロックだとは思わない。

だから「デラシネ」、つまりは根無し草と言っても、引っこ抜いた雑草だと思えば良い。雑草っていうのは全然枯れないんですよ。土から抜かれたものもそこで根を張って、また生えて増やす。だから自分の周囲の人たちも含めて、同調圧力で憂さ晴らしのためにやけになったりしないで、みんなで美味しいものを食べて楽しく生きる。それこそがロックじゃないかと思うんだけどね。

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