ノッテビアンカを終えて
ボクたちが作ったYouTube連続ドラマ「ノッテビアンカ」は、24話の長いドラマで、いろんな問題を淡々と描いた物語という感じでね。
昨年の8月、カワセミ公園でのクランクインから始まり、カワセミ公園で終わるという風にしたんだけど、いろんなヒトとの出会いがあったのはとても良かったことかな。
ボク自身としては製作総指揮、脚本、演出、編集…いろんな側面で関わっていて、それぞれに反省はあるけど、これ以上は出来なかったとも思う。関わってるスタッフ、キャストも、ドラマが終わった気がしないと言ってたけど、それでいいんだと思うよ。なんとなく始まって、なんとなく終わるという感じ。
一年近くずっと撮影を続けて、キャストもスタッフもとても成長したし、とにかく結束力がついたし、みんな日常として撮影に取り組んでくれた。派手な打ち上げがあるとかではなくて、日常的にものを淡々と進めていくほか、ないんだよね。農業と一緒で、種を播いたら収穫して、また翌年の為に畑をおこす、というようにね。
それは、お店をやっているときも、お店を閉めるときも、次のお店の準備する時も同じでね。
なんとなく興奮と期待と不安が入り混じってるけど、実際始まってしまえば淡々とした日々。だから結果に左右されるのではなく、日常が面白いということじゃなきゃだめだよね。やれたというそれだけで面白いという事だね。
それでも最初から最後まで観てくれたヒトはボクの周りにもたくさんいてね、まあ、合格点。次回作を期待しています、という声はあります。ノッテビアンカの次は、来春の上演を目指してチェーホフの「ワーニャおじさん」を舞台でやるよ。誘ってくれたヒトが脚本、演出をしてくれるんだけど、ノッテビアンカのチームでやろうと思ってる。みんなでやったことがない経験をするのが目的でいかひこはやっているので、これを聴いてるヒトの中に、参加してみたいというヒトがいたら声をかけて下さればと思っております。