ボクのことを金の匂いがしないと言うヒトがいるんですね。ボク自身、お金に執着がないし、お金を儲ける気はないんだよね。お金儲けのやり方は知ってるけど、自分の倫理としてあまり関心がない。
ビジネスという言葉があるよね。これは遊びだから、ビジネスじゃないからね、みたいな。ビジネスってBusy（忙しい）ということだよね。忙しいということがビジネスだと思うんだけど、ボクはそういう意味では基本ひま。なんかやらなきゃいけないこと、どこか行かなきゃいけないとかあるわけじゃないんだよね。
よく、お忙しいところ私の話を聴いてもらってすみませんと言われるんだけど、ボクはヒトの話を聴く時間がないほど忙しくはない。振り返ってみると、ヒトの話を聴くというのがお金になっているよなっていうのはすごくあるね。
例えば、たまたま銀座のビルのオーナーから今やってるお店をなんとかして欲しいという電話がかかって来てね。それも要件をメールで送ってくれればほんの２,３行だったと思うけど、どういう思いでこの銀座のお店をやってるかという話は、ざっと最初の電話で３時間、その後、毎度電話や、会ったこと含めたら、そうとう長い話をボクは聞いてるんだよね。このことが結果的に銀座でMAMEHICOをやることになったわけ。
そういう風に、ヒトとヒトとの関係なので、話があると言えば聴き、でもそれってこうじゃないの？と、言うことは言うという繰り返しの中で、いわゆる傍から言うビジネスになってるんじゃないかと思うんだよね。
そう考えると、自分のやりたいことを貫いて回っていくようにするためには、ヒトの話を聴く時間を持つ、話をすることがないとね。自分のお金を稼ぐためだけにあくせくとして用件だけ済ませて、時間がない時間がないと言ってるヒトでお金を稼いでるヒトは見たことがないね。
お金を稼ぐためには時間を節約して自分の稼げることに注力した方がいいということを、どこかでまことしやかに言ってるヒトがいるとしたら、もしかしたら、それはあなたにお金を稼がせないようにするための罠かもしれませんよ。