「銀座・且座喫茶」について

MAMEHICOで働くスタッフに、教育だの研修だの、
大層なことは何もしてないのだけれど。
だから、偉そうに言える立場にないかもしれませんが、
「自分で考えるヒトになってね」
そういうことは、しつこく言います。

確固たるビジネスモデルがあって、
それを覚えれば仕事になった。
今の日本にある仕事の殆どはそういうものでした。

だけど。
決まったビジネスモデルなんてものは、
もうどんどん使い物にならなくなってる。
すごいスピードで時代が変わってしまったから。

そのときに、会社や学校で教え込まれたこと、
試験で点を取るためのスキルを覚えたって、
大した価値なんてないでしょう。

与えられた課題はこなせたとして、
自分で課題を探せないヒトはこの混乱の時代に、
どうしていいかわからなくなる。

何もないところから、何かを生み出す。
そうしないと、どうにもならないなっていう感じです。

ボクの周りのヒトもみんな、
「何かを極めて」、自分て人物を認めてもらおうと努力しますけど。
そんなことを目指すよりも、コミュニケーションを大事にして、
暇なんでなんでもやりますって、
手を挙げる人間を目指したほうがいいのになって思うけど、
多くのヒトはそうなってないわね。

うちのスタッフのれいながここに来て、
真剣に「銀座・且座喫茶」に向き合っています。
「楽しくてね、寝なくても平気なの。こんなこと初めて」
と珍しくやる気あることを言い出したので、ボクも力になることにしました。

「銀座・且座喫茶」っていうのを12月から始めます。
ブーたれて、なにもやる気なんかありませーん、
なんて言ってた若い女の子が、
「いまの日本」を自分ごととして捉えようとしている。
一人の人間の強い意志が、周囲に与える影響はすごく大きいと思ってます。