コスモロジー

コスモロジーって皆さんはご存知でしょうか。

調べてみたけど、宇宙の起源、構造、発展についての親和的、哲学的、自然科学的な理論の総称、宇宙論、ということかな。

ボクは若い子にはあんまり厳しく言いたくない。特に小っちゃい子どもについては厳しく言ってもしょうがないと思ってるところがある。それは何故かというと、何が好きで、嫌なのかというのは親の教育とか環境によるところも大きいけど、先天的に持っているものじゃないかなって思うんだよね。だから、自我を大事にしたほうがいいと思うし、それを見つけて、育んであげるのが大人の役割じゃないかなと思うわけ。

自我が芽生えないうちに躾だけされると、自分が何が好きで何が嫌いか分からないよね。でも、自我が芽生えると、これが好きでこれが嫌いというのがわかるから、自分の自我と社会が折り合いがつかないのが普通だよね。この折り合いをつけていくというのは大学生が社会に出る時で、思春期を経て青年期に入る。自分というものはひとりでは分からないけど、集団の中に入った時に非常によくわかるんだよね。

自分というものと社会が別々に存在してるのが青年期で、自分が嫌だと思っていたものに折り合いをつけて、コスモロジーを作っていくのが壮年期ということだよね。

我慢して自分のしたいこととは別にお金の為に会社に40年務めるには人生は長すぎるという気がする。

それには自分の物語がとても必要で、愛する自分が守るべき女性、妻、子どもというものを神が授けてくださって、これを守るのが自分の宿命なんだと決める。

時代によってコスモロジーは変わっていくけど、ホントの夢ってなんだったっけ?と思うのが普通なんじゃないかな。自我がはっきりあるヒトほど、コスモロジーを完成させたいというのが人間だよね。

小さい時に持っていた自我というものは、そんなに簡単に読み替え出来るものじゃないと思うよ。それは自分を侮ってる、たかをくくってるんじゃない?

だからいろんな経験を経て、自分のコスモロジーを完成させることが生きるしるしになるのではないでしょうか。

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