グラノーラというものが日本に定着したのはいつ頃かな。
ボクが小さかった頃はシリアルでケロッグというものがあったけど、グラノーラというネーミングが流行ったのは、マメヒコが始まってからかもしれない。
当時グラノーラを作った理由の一つは、その頃、ボクらはお店で食パン(丸パン)を作ってたんだけど、大きな平窯を買ってそれで焼いていてね。
パンを焼いた後、平窯の余熱があるので、この余熱を使ってグラノーラが出来ないか?というのが最初だったんじゃないかな。
実際作ってお店に並べると、そこそこ売れる。マメヒコのグラノーラは美味しいですねと喧伝してくれるヒトもいたりしたんだけどね、グラノーラって非常にカロリーが高いんだよね。ただでさえナッツとか油が多いものが入ってるんだけど、血糖値が上がるような感じがしてすっきりしないということがあってね。
カルビーから出しているフルーツグラノーラを食べてみると非常に軽い。
これをどうやって作るのか、本を読んだり、実際考えたんだよね。
材料もオートミールや大麦なんかであるため、日本で作っているものは非常に少ないから、材料を大幅に見直したんだよ。
まず、お米のパフを取り寄せて作ることにした。
更に米粉を使い油分も極力減らして、甘さも減らして今のグラノーラになってる。
ちょっとしたお土産なんかには喜ばれているのでね、お店のメニューにはないくせにグラノーラだけは日々改良が続いて現在に至ってるわけ。
銀座のお店でライブをやることが増えたから、メニューにお酒を入れたんだけど、おつまみって、ジャンクなものが多くてあんまり乗り気じゃなかったんだけどさ。
最近「豆源」という麻布十番の豆菓子にはまってね。
豆源さんは非常に研究なさっているんでしょう。ちょっと違うね!ってなったので、うちのおつまみのメニューは豆源推しで、銀座松屋まで買いに行っています。
どんなものでも日々研究して改良してるところは、それが商品に宿っていると思うので、うちのグラノーラも日々研究を続けなくちゃいけないなと思っている今日この頃であります。