コロナでみんなが自粛を強いられたため、
当然、うちの店も暇で暇で困ったのでした。
そんなとき、ふとスタッフとお客さんと、
連続ドラマを撮ってみたくなりました。
ほんとに、ふと、歩いていたときに、
(正確にはバイクに乗って夕日を見ていたときに)、
「ノッテビアンカ」を撮れと誰かが囁いたのです。
それで毎週末、休みのたび一年間かけて、
10時間分のドラマ、「ノッテビアンカ」を作りました。
ただでさえ、店の売上は激減、資金繰りが苦しいのに、
「こんなの作って、誰が見んの?」っていうドラマを、
お金と労力かけて作るなんて!!!
オーマイガッ、社長として無責任にもほどがあります。
頭がおかしい愚か者だと、どこかで陰口を叩かれていたでしょう。
さて。
ボクは、バタフライ効果という考えが大好きです。
「北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークで嵐が起こる」っていう、
物理学でカオス理論というはなしです。
「非常に小さな出来事が、
そういう考え方です。
「ノッテビアンカ」は、
実際、「こんなの作って、誰が見んの?」
でも「『ノッテビアンカ』を作ってなかったら、
銀座と神戸にMAMEHICOが始まることはありませんでした。
いわんや埼玉の空水茶屋、そして12/
絶対に始まることは有り得なかったのです。
もし嘘だと思うなら、関係者に取材して見てください。笑
みんな口を揃え、伏し目がちに「いや、ほんとにそうなの、、、」
と呟くでしょう。
あのときボクは「ノッテビアンカ」
ゾッとします。
無意味な政策に振り回されて、バカヤローと自棄酒を煽って、
いまごろ路上で寝ていたかもしれません。
毎週みなさんの元に届くこのメルマガの記事のほぼすべても、
あのとき「ノッテビアンカ」を作っていたからこそ、
存在することばかりなのです。
「非常に小さな蝶のようなドラマが、
最終的に予想もしなかった大きなMAMEHICOにつながった」
のです。
嗚呼、バタフライ。
この4月に書いた紫香邸の企画書です。
企画書通りのものができました、
お立ち寄りください。
MAMEHICO紫香邸 群馬・桐生
* MAMEHICO紫香邸とは
2023年秋。群馬県桐生市にある昭和初期の邸宅を、
MAMEHICOは譲り受け、古き良き建物を守りながら
カフェとして利用していくこととなりました。
桐生は、「西の西陣、東の桐生」と称される
日本最高峰の絹織物を作り出した街です。
街を歩くとそこかしこに、蔵造りの商家や、
三角形が幾重にも連なるのこぎり屋根など、
歴史薫る建物があります。MAMEHICO紫香邸は、
「桐生が岡遊園地」近くの山間の住宅地にあります。
* 利用目的
□メンバーシップ制のイベントカフェ
月会費1,000円のメンバーを募り、
メンバーシップ制のイベントカフェとして開店します。
地元生産品を中心とした食材を活かし、
□文化的価値を創生できる場として
「古民具骨董市」や「買場紗綾市」、「楽市蓙座」
人が多く集まる場所として、
* 紫香邸の名前
5月に咲く花の代表する藤と桐は、
どちらも紫の花をつけ強い香りがします。
桐は不死鳥、鳳凰が止まる唯一の木と言われ、
また藤はマメ科の植物で、鬼が嫌うことから、
「病魔退散」との願いも込められてきました。
未来永劫発展するようにという願いを込めて、
MAMEHICOは、藤と桐をロゴとして使っています。
邸宅が桐の木が良く生える桐生の地にあることから、
* 住所
〒376-0056 桐生市宮本町3丁目6-30 JR桐生駅から車5分、徒歩20分