
ヨシノのことば
人生って、まぁ、とことん思い通りにはならないんですね。ホントに。 誰しも、若い頃は思うじゃないですか。『こうなりたい』とか『こうするつもりだ』とか。 でもね、そんな計画とか希望とか、だいたいは打ち砕かれます。うまくいかないのよ。 たとえば、20代の頃。わたしもシャンソンで食べていこうと必死でしたよ。
でもね、ライブやったってちっともお客さん来ないのよ。自分の書いた曲なんて誰も知りやしない。ギャラだって交通費だってない。 「なんでこんなに頑張ってるのに、全然報われないんだろう?」って泣いたこと、何度もありますよ。
だけどね。ある日ふと、思ったのね。泣いてたって、誰も気づきやしないし、誰も助けてくれやしない。だったら、いっそ楽しんでやろうって。真夜中、公園の街灯で、ひとりリサイタルしてたら、なんか、ちょっとだけ可笑しくなってきて。涙も乾いちゃって。そうやって、わたしはずっと歌ってきたんです。歌うことで、自分で自分を立て直してきた。
だから、そんなふうにうまくいかない人生を、「それでも、楽しく生きていく」っていうことに関して、わたしは上手なのよ。そんなやり方を、みなさんと分かち合いたいです。
ヨシノのことば
人はね、変わるのが怖いんです。これはもう、生き物の本能みたいなものね。だからって変わらない人生を送るなんて無理なのね。毎年、季節は変わるし、身体は老いるし。わたしもそうね。若い頃は「変わらないこと」にしがみついていたわね。好きなヒトができたら、ずっとこのままでいてほしいって思ったわね。仲良かった友人に裏切られてたり、恋人にはフラれたり。居場所がなくなって、ひとりぼっちになってやっとわかった。ああ、人生とは、こういうものかって。
でもね、それを拒んで、変わりたくないって思えば思うほど、苦しくなるって気づいたんですよ。むしろ、ヒトにもモノにも執着しないほうが、人生はずっとラクだし、むしろ永遠の愛を手に入れられるんです。
だから、この日は、変わっていくことを恐れないで、むしろ楽しんじゃおうっていう時間にしたいんです。わたしがこれまで歌ってきたこと、迷いながら、転びながら、生きてきたことを、ぜんぶひっくるめて、あなたと笑いながら、語りながら、歌えたらいいなって思っています。
エトワール・ヨシノ
LIVE TALK & MUSIC 2025
「食べること、生きること、歌うこと」
5月2日(金)MAMEHICO銀座
□ 夜公演 19:00〜(18:00 open)
「変化を恐れない、変化を楽しもう」
5月3日(土)MAMEHICO銀座
□ 昼公演 13:00〜(12:00 open)
「それでも、楽しく生きてゆく」
□ 夜公演 18:00〜(17:00 open)
「変化を恐れない、変化を楽しもう」
5月4日(日)MAMEHICO銀座
□ 昼公演 13:00〜
「それでも、楽しく生きてゆく」
□ 夜公演 18:00〜
「変化を恐れない、変化を楽しもう」
■料金(別途、1drinkのご注文をお願いしています)
・トーク&ライブのみ 3,400円(税別)
【お弁当】
+ヨシノ特製 幕の内弁当 1,580円
+ヨシノ特製 鮭弁当 1,480円
+ヨシノ特製 鶏の唐揚げ弁当 1,680円
+ヨシノ特製 牛肉弁当 2,480円
【デザートオプション】
+デザート 1,280円
※ヨシノサポーターは10%割引
※ブローチ割あり
※1日通し券 1,000円割引
5月24日(土)MAMEHICO御影
□ 昼公演 13:00〜(12:00 open)
「それでも、楽しく生きてゆく」
□ 夜公演 17:00〜(16:00 open)
「変化を恐れない、変化を楽しもう」
■料金(別途、1drinkのご注文をお願いしています)
・トーク&ライブのみ 2,500円(税別)
【お弁当】
+ヨシノ特製 幕の内弁当 1,580円
+ヨシノ特製 鮭弁当 1,480円
+ヨシノ特製 鶏の唐揚げ弁当 1,680円
+ヨシノ特製 牛肉弁当 2,480円
【デザートオプション】
+デザート 1,280円
※ヨシノサポーターは10%割引
※ブローチ割あり
※1日通し券 1,000円割引
エトワール★ヨシノ
音楽劇シリーズ第1弾
□ 昼公演 13:00〜(12:00 open)
□ 夜公演 18:00〜(17:00 open)
□ 夜公演 19:00〜(18:00 open)
□ 昼公演 12:00〜(11:00 open)
□ 夜公演 17:00〜(16:00 open)
□ 昼公演 12:00〜(11:00 open)
□ 夜公演 17:00〜(16:00 open)
4,500円(税別・1ドリンク制)
【割引】ヨシノサポーター 10%OFF/ブローチ割あり
4,500円(税別・1ドリンク制)
【割引】ヨシノサポーター 10%OFF/ブローチ割あり
「脱走兵」と「群衆」は、どちらもシャンソンの名曲として知られています。フランスの古い歌。もう何十年も前の歌なのに、いまもわたしの心に刺さります。 「脱走兵」は、戦争に行くのがいやで、逃げた男の歌です。国のためとか、大義のためとか、そういうことに従えない。みんなが行くから行くんじゃなくて、自分の心に正直でいたいから脱走する。そんな生き方はかっこいいけど、危ういし、孤独です。 でもね、その脱走兵を、見つけては殺そうとする「群衆」の中に、ひそかに彼を匿う人もいた。大衆に合わせるふりをしつつ、黙ってかくまうヒトがいた。少ないけれどそういうヒトがいる。そこがわたしにはヒトが美しいと思うところです。 もうひとつ「群衆」は、ヒトの波にもまれて、会いたいヒトにはもう二度と会えない、そんな歌。人生って、そういうものだろうっていう諦めと、でも、やっぱり好きなヒトとは、いつまでも一緒にいたいっていう切なさ。それが沁みる歌です。 この「脱走兵」と「群衆」っていう二つの歌は、わたしにとっては、生き方そのものです。群衆と離れた脱走兵でありたい。でも誰か脱走兵を、そっと匿えるヒトでもありたい。 シャンソンって、きれいごとを歌わない。逃げたっていいじゃないか。弱いまま、醜いままで、生きたっていいじゃないか。わたしは、そんなシャンソンが好きで、自分の作る歌もシャンソンだと思っています。
解説 /評論家 小豆皮 頑固
エトワール★ヨシノは、もともと稀有な存在である。単なる「歌手」でもなければ、「俳優」でもない。舞台に立つたび、その身体全体で物語を伝える「表現者」だ。ヨシノの歌は、旋律の美しさだけに頼らない。言葉一つ一つが血を通わせ、聴く人の心に静かに火を灯していく。歌詞がメロディに押し流されることはない。むしろ、メロディは言葉に寄り添い、言葉は舞台の上で生き始める。ヨシノの歌を聴くとき、ただ「聴く」だけではない。舞台の上でともに「生きる」感覚へと誘われる。今回の舞台は、シャンソンの名曲「脱走兵」と「群衆」をもとに作られたオリジナルドラマである。歌い、語り、身ぶりを通して、時代に抗う者たちの魂を呼び覚ます。それは、ヨシノ自身が、時代からこぼれ落ちた者たちの痛みを知っているからだ。音楽には、さまざまな顔がある。軽やかに笑わせる瞬間もあれば、誰にも見せたことのない傷にそっと触れる場面もある。ヨシノは、それらすべてを自由に操る。わずか一瞬で表情を変え、観る者の胸に入り込み、かすかな笑みとともに、深い傷跡を残していく。ここには、軽い楽しさはない。あるのは、静かな絶望と、それでもなお立ち上がろうとする意志だけだ。ヨシノの歌が過去から未来へと手を伸ばすとき、観る者は、まだ知らなかった自分自身の感情に出会う。見知らぬ土地で夜空を見上げる亡命者たちの姿に、そっと心を重ねながら。
DAIMONION
詞・曲 エトワール★ヨシノ / 編曲 石川潤一
1 永遠の鏡
2 幸運の出会い
3 夏の朝、畔にて
4 アシュラとイバラ
5 カラーセロハン
6 アブラハムの祈り
7 さよならも言わないで
8 ライムサイダー
9 紅灯の島
10 籠の中の龍
ごあいさつ
皆さんごきげんよう、エトワール★ヨシノでございます。この度、5thアルバム「ダイモニオン」を発表させていただきました。
「ダイモニオン」という言葉は、古代ギリシャの哲学者ソクラテスが生涯を通じて大切にしていた心の中の声を表しています。ソクラテスは、自分の内側から響いてくる「ダイモニオン」の声に耳を傾け、その導きに従って行動しました。彼にとってその声は神からのメッセージであり、たとえ外界からの圧力や逆境があっても、その声に忠実であり続けました。最終的に死刑判決を受け入れるに至るまで、彼は「ダイモニオン」の声を信じ、自分の道を貫いたのです。
私たちも、日々の生活の中でさまざまな選択を迫られることがあります。外部からの声に左右されることなく、自分の心の声に従うことは、決して簡単なことではありません。しかし、このアルバムを通じて、皆さんがご自身の内なる声、「ダイモニオン」に耳を傾け、勇気を持って進むべき道を見つけられるようなインスピレーションを感じていただければと思っています。
アルバムジャケットには、ソクラテスとその「ダイモニオン」を象徴的に描いています。これは、内なる声とともに歩む姿を視覚的に表現したものです。
ぜひ、5thアルバム「ダイモニオン」を楽しんでいただき、自分の心の声に耳を傾けながら、新たな一歩を踏み出す勇気を感じ取っていただければ幸いです。
どうぞお楽しみに。
ヨシノブローチを持参した来場者が、ライブ会場で飲み物を100円割引で購入いただけます。
エトワール★ヨシノのライブの楽しさを、若い世代にも感じてもらいたいとの思いから、大学生以下の子どもはチケット代を無料といたします。
これまで同様、ライブ会場での子どもたちの参加を大いに歓迎しています。
エトワール★ヨシノの魅力を他人に伝えにくい、という声を反映して、ヨシノライブを初めてご覧いただく方は、チケット代を設定せず、終了後に「お心付け」という形でのご支援をお願いしております。ライブの雰囲気を体験した上で、応援したいと感じられた際に自由にご支援ください。
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